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ペロニー病(形成性陰茎硬結症)に対する低出力体外衝撃波治療(Li-ESWT)

ペロニー病とは?

ペロニー病(形成性陰茎硬結症)は、白膜への微小外傷後に生じる線維性瘢痕(プラーク)が原因で起こる疾患です。プラークの伸展性低下により、勃起時の急峻な弯曲(ヒンジ変形)、砂時計型変形(図1)、陰茎短縮、勃起時痛が生じ、しばしばEDを伴います。

ヒンジ変形
砂時計型変形

図1:ペロニー病による陰茎変形。A)背側プラークによるヒンジ弯曲。B)砂時計型くびれ。

低出力体外衝撃波治療(Li-ESWT)のメカニズム

  • 勃起時疼痛の早期改善:NGF等の疼痛伝達物質を抑制し、活動期の痛みを速やかに鎮静化します。
  • プラークの軟化と組織再構築:マトリックスメタロプロテアーゼを活性化し、線維性組織を軟化させます。
  • 微小循環の改善:VEGFを誘導して血管新生を促します。

治療プロトコルとガイドライン

プラーク部位に照射を行い、1回約2,000〜3,000発(所要時間約15〜20分)、麻酔不要で日帰りにて実施されます。通常週1回、計6回程度行われます。欧州泌尿器科学会(EAU)ガイドラインにおいても、急性期の疼痛緩和に対する有効な非侵襲的治療として推奨されています。

執筆・監修:謝政興(Dr. Cheng-Hsing Hsieh)泌尿器科専門医

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