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男性泌尿生殖器手術の局所麻酔

外科手術における麻酔の目的は、苦痛を取り除き安全に手術を完遂させ、術後に速やかに元の状態へ回復させることです。全身状態(循環器疾患、呼吸器疾患、代謝異常など)や術式に応じて適切な麻酔を選択することが、リスク軽減において極めて重要です。

包茎、陰茎、陰嚢、精巣、精管などの男性泌尿生殖器手術において、当院では神経ブロックと浸潤麻酔を融合させた新式二重局所麻酔を採用。全身麻酔のリスクを回避し、日帰り手術を実現しています。

新式・二重局所麻酔当院の特色

通常の局所麻酔の効果時間は約30分〜1時間ですが、当院の二重局所麻酔は標的神経ブロックと浸潤麻酔を組み合わせることで、有効時間を4〜6時間に延長します(図1)。執刀医は時間的プレッシャーなく精緻な微小手術を行えます。

術中は意識が清明で痛みもほとんど感じず、スマートフォン操作や音楽鑑賞をしながら快適に過ごせます(図2)。呼吸や心機能への影響がなく絶食不要で、術後は入院観察を要さず歩いて帰宅可能です。

二重局所麻酔の注射手技
図1:二重局所麻酔により、術後を含む4〜6時間の持続的な鎮痛効果を実現。
覚醒下でリラックスした手術風景
図2:術中は完全に覚醒しており、携帯操作や音楽を楽しみながら受けられます。

その他の麻酔法との比較

脊椎麻酔(下半身麻酔)

腰椎穿刺によりクモ膜下腔へ薬液を注入し下半身を麻痺させます(図3)。術後は6〜8時間の安静臥床が必要で、穿刺後頭痛や尿閉のリスクが伴います。

脊椎麻酔の穿刺

図3:脊椎麻酔は下半身全体の感覚を遮断し、術後は厳重な安静が必要です。

全身麻酔と静脈麻酔(鎮静法)

静脈麻酔(セデーション)は点滴から薬剤を投与して入眠を促します(図4)。短時間の手術に適しますが、気道管理の注意を要します。気管挿管全身麻酔(図5)は人工呼吸器を用いる大手術に適した方法で、術後の咽頭痛や嘔気のリスクがあります。

静脈麻酔

図4:静脈麻酔(セデーション)。酸素マスクを用い、術後の回復室観察が必要です。

気管挿管全身麻酔

図5:気管挿管全身麻酔。呼吸管理器に接続し、長時間の大型手術に用いられます。

まとめ

新式二重局所麻酔は高い安全性と長時間鎮痛を両立し、日帰り手術を可能にします。事前の丁寧な個別診察により、最適な麻酔管理をご案内しています。

学術論文

  1. Hsu GL, Hsieh CH (謝政興), Chen HS, et al. The advancement of pure local anesthesia for penile surgeries: can an outpatient basis be sustainable? Journal of Andrology. 28(1):200-205, 2007.
  2. Hsu GL, Hsieh CH (謝政興), Wen HS, et al. Outpatient surgery for penile venous patch with the patient under local anesthesia. Journal of Andrology. 24(1):35-9, 2003.
  3. Hsu GL, Hsieh CH (謝政興), Wen HS, et al. Outpatient penile implantation with the patient under a novel method of crural block. International Journal of Andrology. 27:147-51, 2004.
  4. Hsu GL, Zaid UX, Hsieh CH (謝政興), Huang SJ. Acupuncture assisted local anesthesia for penile surgeries. Translational Andrology and Urology. 2(4):291-300, 2013.

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